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記録なき夜

記録なき夜

記録にない夜の本返し

霧島律1
湿草履

湿草履

玄関の草履が、母を呼び戻す夏

夜森環0
走れない朝

走れない朝

走れない朝、託された襷がクラスを動かす体育祭青春譚

蒼井悠1
封の記憶

封の記憶

七年越しの封、名を呼ぶ夜

霧島律1
書き換えられる名

書き換えられる名

絵日記が、私の名を先に書いていた

夜森環1
隣席の敵

隣席の敵

敵同士が、同じ空白を抱えて面接に向かう。

蒼井悠1
沈黙の一葉

沈黙の一葉

30年分の沈黙を、灰色の一枚が暴く

霧島律1
空白の宿帳

空白の宿帳

帳簿の空白が、子の名を呼び返す

夜森環0
白紙の先へ

白紙の先へ

白紙のままでは、終われない。

蒼井悠1
雨の封印

雨の封印

雨が消した名前を、紙片が呼び戻す

霧島律1
灰の家

灰の家

朝火の残響

夜森環0
裂けた夜明け

裂けた夜明け

破れた夜、隣でほどける本音

蒼井悠1
紙の証言

紙の証言

百冊の本が、沈黙の証言になる

霧島律1
未定のまま、隣にいたい

未定のまま、隣にいたい

返せない熱

蒼井悠1
火種の記憶

火種の記憶

火種が、私の名を呼ぶ

夜森環0
壁の証言

壁の証言

壁の奥の順路

霧島律1
消えた名前

消えた名前

消された名前を、もう一度呼ぶ夜

蒼井悠1
壁越しの記憶

壁越しの記憶

壁越しに、記憶が鳴る

霧島律1
夏の返事

夏の返事

押し花の返事

蒼井悠1
半分の共鳴

半分の共鳴

海風に、半分だけ聴こえる歌

蒼井悠1
一行の次戦

一行の次戦

白い余韻、次の一歩

蒼井悠1
霧中の空白

霧中の空白

霧の館、失われた街の証明

霧島律1
霧に呼ばれる妹

霧に呼ばれる妹

霧の中で、名を呼ぶ。

夜森環1
空室の綻び

空室の綻び

見えない空室、届いた封書、沈黙の隣人。都市の綻びが静かにほどける心理サスペンス

霧島律1