静かな三角測量

静かな三角測量

言葉の正しさを信じていた男が、最後に知った真実とは——

作者: 野添千納

出版社の校閲者・相馬巧は、五年前の作家自殺事件以来、言葉への情熱を失っていた。そんな彼の元に、元妻・美咲の突然の死の報せが届く。遺品から発見された謎めいた詩集『静かな三角測量』。一見無意味な言葉の羅列だったが、校閲者としての本能が蘇った相馬は、そこに隠された暗号の存在に気づく。アクロスティックに込められた美咲の最後のメッセージ。それは五年前の真相と、複雑に絡み合った愛憎の軌跡を物語っていた——。

話一覧

  1. 1色を失ったレキシコン
  2. 2不協和音のラメント
  3. 3忘却を拒むインク
  4. 4静かなる問いかけ
  5. 5最初の赤字
静かな三角測量 - 誰でも作家life