1話 剥がれた壁の宣告

三ツ橋荘の外周には、赤い立入禁止テープが張られていた。

風が吹くたび、テープは細い音を立てて揺れた。建物の玄関脇に組まれた足場が夕暮れの光を遮り、階段の木口には、格子状の影が落ちている。私鉄の駅から歩いて八分。商店の明かりが途切れた先にあるこのアパートは、明日の朝から重機のための空地になる。

赤城蓮は、門の前で一度足を止めた。

立入禁止の文字を見たからではない。テープの向こうに見える、二階の窓枠に目が吸い寄せられたのだ。古い木の窓は、塗装の剥げた部分だけが白く浮いている。人の顔に似た染みが、ガラスの下に残っていた。

「赤城さん、こちらです」

背後から声をかけられ、赤城は振り返った。

管理会社の久我が、薄いクリアファイルと工程表を抱えて立っていた。四十代半ばの男で、髪も靴もきちんとしている。だがシャツの襟元には、湿気でわずかな皺が寄り、そこへ指が何度も伸びていた。

「まだ作業は始まっていないんですね」

「ええ。今日は最終確認だけです。明朝七時から、まず一階の壁紙を剥がします。危険箇所がないか、念のため見ていただければ」

「危険箇所の確認だけなら、私を呼ぶ必要はないでしょう」

「そういう言い方をされると困ります。赤城さんには、建物調査の記録をお願いしているわけですから」

久我は笑った。笑顔を先に置き、その後ろへ言葉を並べる癖があるらしい。

「解体前の状態を記録しておけば、あとで所有者にも説明がつきます。古い建物ですから、何が出てくるか分かりません。壁の中に昔の配線が残っているとか、床下に不要な物があるとか」

「不要な物、ですか」

「表現の問題です。残置物と言ったほうが正確でしょうか」

赤城は返事をせず、玄関の敷居をまたいだ。

乾いた木材の匂いがした。湿った土の臭いではない。長い年月を吸い込んだ柱が、夕方の冷えに押し出すような匂いだった。廊下の壁紙はところどころ浮き、端から薄い埃が垂れている。足元の板は、踏む場所によって音が違った。低く鳴るところと、乾いた空洞音を返すところがある。

久我は先に進みながら、廊下の壁を見ないようにしていた。

「一〇一号室です。以前、水沢さんが住んでいた部屋になります」

鍵を回す手が、ほんのわずかに止まった。

赤城はその止まり方を見た。鍵が固かったのか、久我が何かを思い出したのか、それだけでは判別できない。だが男は、扉を開ける前にファイルの角を揃えた。三度、指先で撫でてから、ようやく錠を外した。

部屋の中には、家具がなかった。

畳だけが残され、窓の向こうで足場の金属が夕陽を鈍く反射している。壁紙は薄い茶色だったが、窓際だけは日焼けして白くなっていた。壁の一部が剥がされ、下地の灰色が覗いている。

赤城は、そこで足を止めた。

下地に、文字があった。

墨で書かれたように見える、細い筆跡だった。文字の一部は壁紙の裏に隠れ、残っているのは数画だけだったが、払いの終わりがわずかに震えている。急いで書いた字ではない。紙に向かうときのように、最初の一画を置く前に呼吸を整えた字だ。

赤城はポケットから古いペンを取り出した。記者時代から使っているものだった。メモ帳を開く前に、壁へ顔を近づける。

「何かありましたか」

久我の声が背中に触れた。

「この文字は、いつから見えていましたか」

「文字、ですか」

「ここです」

赤城が指を差すと、久我は近づいた。だが壁から一定の距離を保ち、視線だけを向けた。

「落書きでしょう。子どものいたずらか、前の入居者が書いたものか」

「水沢里奈さんの字に似ています」

「水沢さんの筆跡をご存じなんですか」

「記事の資料で一度見たことがあります。失踪届に添付された、家族宛ての手紙の写しです」

「二年前の話ですよ。筆跡が似ているというだけでは、何とも」

「似ているかどうかを確認するために、見ているんです」

赤城は壁紙の剥がれた縁を見た。剥離は乱暴ではなかった。紙の表面だけが引かれたのではなく、下地との境目に沿って、薄く剥がされている。誰かが一度ここを開き、また閉じたように見えた。

久我は工程表を脇に挟み直した。

「明日の作業で、ここも剥がします。壁紙を残す意味はありませんから」

「この部屋を最初に?」

「一階から順番に。作業員の導線と、廃材の搬出の都合があります」

「工程表を見せてください」

久我はすぐには渡さなかった。

「記録は、先ほどのファイルにもあります」

「いま見たいんです」

久我は赤城の顔ではなく、手元のペンを見た。それからファイルを開き、工程表を差し出した。赤鉛筆で囲まれた時刻がある。一〇一号室、壁紙剥離、午前七時。下には「既存補修箇所の確認」と記されていた。

赤城はその一行を写した。

畳の端が、窓側だけ少し沈んでいた。赤城はしゃがみ込み、畳の縁に指を入れた。久我が身じろぎする。

「畳は動かさないでください。記録前です」

「傷めません」

「そういう問題ではありません。原状の保持が必要です」

「原状というのは、誰が最後に触った状態ですか」

久我は答えなかった。

赤城が畳を数センチ浮かせると、縁の下から紙の端が出た。埃を吸って灰色になった便箋だった。折り目は二つ。角はきちんと揃っている。赤城は手袋をつけ、紙をゆっくり引き抜いた。

紙には、途中までの文が残っていた。

――あの夜、最初に聞こえたのは、

そこで切れている。

紙の繊維が指先にざらついた。インクは黒ではなく、少し青みを帯びた濃灰色だった。赤城は文字の線を追いながら、書き手が一度、紙の端を押さえ直してから続きを書こうとしたことを想像した。文は切れているが、置き方は乱れていない。

「水沢さんのものだと、言い切れますか」

久我が訊いた。

「まだです」

「なら、勝手に事件のような扱いをされるのは困ります。建物の所有者にも、解体業者にも迷惑がかかります」

「事件だとは言っていません」

「しかし、そういうふうに見える記録を取っている」

「見えるものを見えるまま記録するのが、調査です」

赤城は便箋を透明な袋へ入れた。久我はそれを見て、襟元へ手を伸ばした。

共同炊事場には、古い流し台が残っていた。蛇口の根元に白い水垢がこびりつき、排水口からは金属と湿った布の臭いがした。流し台の下を覗くと、配管の奥に古い台帳が押し込まれていた。

「これは?」

赤城が取り出すと、久我の表情から笑顔が消えた。

「保管用の台帳です。古いものですから、現行の記録とは扱いが違います」

「入居者名簿ですね」

「管理会社の資料です。持ち出すなら、確認を取ってください」

「いま確認を取ります。あなたに」

台帳の表紙は湿気で波打っていた。ページをめくると、水沢里奈の名前がある。入居日は二年前の春。退去日は、その年の秋になっていた。

だが日付の数字だけ、妙に整っていた。

紙の繊維に残った凹みを斜めから見ると、下に別の数字があった。修正液で消したのではない。硬い筆記具で何度もなぞり、上から新しい数字を重ねた跡だった。

「退去日は、最初からこの日ですか」

「そうだと思います」

「思います、では困ります」

「古い書類ですから。前任者の処理で、私が直接書いたものではありません」

「工事記録では、水沢さんの部屋の原状回復が退去日の三日前に行われています。ところが、この台帳ではその三日後まで入居中です」

久我はページの角を指で揃えた。

「記録の入力時期がずれた可能性があります」

「紙の台帳に、入力時期はありません」

「転記の問題です。現在の管理方法とは異なりますので、当時の担当者が現場を確認せずに先に処理したのかもしれません」

「誰が確認したんですか」

「確認者の欄は空欄です」

「空欄を、転記の問題で片づけるんですか」

久我は目を伏せた。

「赤城さん。管理会社の実務では、すべての事情をその場で確定できるわけではありません。住人がいなくなり、荷物が運び出され、鍵が返却されれば、退去として処理することはあります。そこに悪意があったと考えるほうが、私は不自然だと思います」

「悪意の有無を訊いているんじゃありません。誰が、いつ、何を見たかを訊いています」

「そういうものまで二年前に遡って求められても、答えられないものは答えられません」

赤城は久我の指先を見た。台帳の端を揃える動きだけは止まらない。崩れた日付を直すように、紙の角を整えている。

外で、金属が鳴った。

誰かが足場を踏んだ音だった。赤城が廊下へ出ると、階段の踊り場に篠原澄江が立っていた。小柄な身体に古いエプロンをかけ、片手には裁縫箱を抱えている。彼女は赤城の靴先を見てから、顔を上げた。

「人の部屋で畳を持ち上げるなら、せめて元に戻しなさい」

「失礼しました。水沢さんのことを聞きたくて」

「聞いてどうするんです」

「何があったかを知りたい」

「知って、壊すのを止められるんですか」

澄江はそう言ってから、廊下の壁へ目をやった。壁紙の継ぎ目に指を触れかけ、触れずに手を下ろす。

「この建物は、明日なくなります。知ったところで、柱一本残りゃしませんよ」

「だから、記録するんです」

「記録にすれば残ると、若い人は思うんですね」

「残らないものを、残る形にするしかありません」

澄江は鼻で短く息を吐いた。

「里奈はね、ものを捨てるときにも折り目をつける子でした。紙でも、布でも、端を揃えてから捨てる。そんな子が、何も言わずにいなくなった。それだけで変だと思わなかった人が、ずいぶんいたんですよ」

「篠原さんは、変だと思ったんですか」

「思ったからといって、何でも口にすればいいわけじゃありません」

「黙っていることが、誰かを守る場合もある」

「そうです」

「同時に、誰かを消す場合もある」

澄江の指が、裁縫箱の留め金の上で止まった。

「あなたは記者さんだったそうですね」

「元です」

「記者は、黙っている人間を悪者にするのが得意でしょう」

「そういう記事を書いたこともあります」

「認めるんですか」

「見出しを先に決めて、証言をそこへ押し込んだことがあります。あとから、押し込めなかった一言のほうが重要だったと分かりました」

廊下の奥で、窓が震えた。澄江はその音へ顔を向けた。

「この廊下は、夜になると音が変わります。雨が降る前は、二〇二号室の前が鳴る。北側の壁が湿気を吸うからです。里奈が消えた夜は、雨じゃなかった。でも、一〇一号室の前だけ、床が二度鳴った」

「二度?」

「一度目は、誰かが入った音。二度目は、出ていった音」

「誰が?」

「さあね」

「見ていないんですか」

「見ないようにしたんです」

澄江はそれだけ言うと、裁縫箱を抱え直した。

「夕飯の支度があります。聞きたいなら、明日までに聞いておきなさい。壊れたあとでは、音も返事もしませんから」

その言葉を残し、彼女は床鳴りのしない板を選んで歩いていった。

赤城は一〇一号室へ戻る前に、廊下の床を見た。澄江が踏まなかった板が一枚だけ、釘の頭を黒く覗かせている。赤城はそれをメモした。

日が落ちる頃、近くの工務店へ向かった。

北条は作業場の奥で、古い差し金を布で磨いていた。木材と鉄の匂いが混じり、奥のラジオから低い音楽が流れている。赤城が一〇一号室の補修について訊ねると、北条はすぐに壁や床の話を始めた。

「この建物は部屋ごとに寸法が違う。工場の寮を無理に間仕切りしたからな。一〇一は南側の壁だけ下地が新しい。古い釘穴を埋めて、その上から薄い合板を張ってある」

「いつの補修ですか」

「二年前の秋だ」

「水沢さんがいなくなった時期と重なりますね」

北条の手が止まった。

「重なったからといって、俺が何かしたわけじゃない」

「何を補修したんですか」

「壁紙と、下地の一部だ」

「壁の中に何かあった?」

「見たわけじゃない」

「見ていないのに、なぜ下地を替えたと分かるんですか」

北条は差し金を置いた。太い指で中指の爪をこする。

「開ければ分かる。木の色が違う。釘の錆び方も違う。俺は建物を見ている。人間の顔より、壁の傷のほうが正直だからな」

「それでも、補修をした」

「管理会社から頼まれた。急ぎで塞げと言われた」

「誰に?」

「久我だ」

北条は視線を逸らさなかった。

「ただし、あいつが自分で壁を剥がしたわけじゃない。俺は現場を見て、変だと思った。けど、工期が詰まっていた。壊す仕事をしていると、見つけたもの全部に手を止めていたら飯が食えん」

「水沢さんが消えたことについては?」

「俺は何も知らん」

その答えは早かった。早すぎる、と赤城は思った。

「知らない人間は、そういうふうに言い切らないものです」

北条は差し金を取り上げ、布で磨き直した。

「知っているのは、壁には必ず理由があるってことだ。浮いた壁紙にも、沈んだ床にも、錆びた釘にもな。人間は理由を隠せるが、建物は隠しきれない。だから、明日壊すなら、壊す前に見ろ。俺から言えるのはそれだけだ」

工務店を出ると、空はすっかり暗くなっていた。

森田は三ツ橋荘の向かいに停めた車のそばで、缶コーヒーを飲んでいた。赤城を見ると、軽く手を上げる。

「元記者さんが聞き込み? とうとう探偵に転職したんですか」

「水沢さんのことで話を聞きたい」

「それ、二年前にも聞かれたよ。警察に」

「警察には、何と答えましたか」

「忘れました」

「忘れたことを、よく覚えていますね」

森田は笑った。だが缶を持つ手の親指が、へこんだ縁を何度も撫でている。

「里奈とは別れていた。鍵は返してもらった。あの日は来ていない。まあ、そんな感じ」

「全部、嘘ですね」

「いきなり厳しいなあ」

「合鍵を持っていた。あの夜、三ツ橋荘に来ていた。部屋の中から物音を聞いた」

森田の笑顔が、口元だけに残った。

「誰から聞いたんです、それ」

「あなたの顔から」

「便利ですね、元記者って。顔を見れば記事が書ける」

「記事を書くつもりはありません。あなたが見たものを、順番どおりに聞きたいだけです」

森田は缶コーヒーの蓋を開けた。中身はもう冷めているらしく、口をつけても眉ひとつ動かさなかった。

「里奈とは、別れたあとも連絡を取ってました。仲がよかったわけじゃない。完全に切れなかっただけです。あいつ、怒ると黙るんですよ。こっちが何を言っても、紙の端を押さえて、じっと見ている。あれが嫌で、俺はいつも冗談を言った。笑わせたかったんじゃない。沈黙に負けたくなかっただけです」

「失踪した夜は?」

「部屋の前まで行った。中から音がした。言い争いじゃない。何かを引きずる音でもない。壁を叩く音だった」

「入らなかった」

「鍵はあった。でも、入らなかった」

「なぜですか」

「俺が行けば、また面倒な話になると思った。里奈と別れるとき、かなりひどいことを言ったんです。あいつが何を抱えていても、俺には関係ないって。だから、あの夜も関係ないふりをした」

「そのあと、誰かが出てきた?」

森田は答えなかった。

赤城は急かさずに待った。車道を走る車の音が、二人の間を何度か通り過ぎた。森田はやがて、ライターを取り出し、火をつけずに蓋だけ開閉した。

「廊下の奥から、靴音がした。階段じゃない。炊事場のほうです。誰かが出ていった。でも、俺は見なかった。見たら、声をかけなきゃいけなかったから」

「その誰かが誰か、分かりますか」

「分かるような、分からないような。背格好は……管理会社の人間に見えた」

「久我さんですか」

「そこまでは言ってない」

「言えない?」

「言えば、俺もその場にいたことを説明しなきゃいけないでしょう。里奈の元恋人で、合鍵を持っていて、夜に部屋の前にいた。十分、犯人っぽいじゃないですか」

「犯人に見られることと、見なかったことにすることは別です」

「同じですよ。どっちも、あとから他人が順番を決める」

森田はそれ以上、話さなかった。

夜八時を過ぎ、赤城は駅前の藤本文具店へ向かった。シャッターは半分下りていたが、店内の灯りはついている。

「水沢さんの筆跡を見てほしい」

紙片を差し出すと、藤本は無言で老眼鏡をかけた。細い指で紙の端を持ち、表面を撫でる。次に、店の奥から古い便箋の見本帳を持ってきた。

「これは、うちで扱っていた便箋です。いまは廃番です」

「水沢さんが使っていたものですか」

「よく買っていました。一度に大量には買わない。十枚ずつ。紙は安いが、繊維が粗い。インクが少し沈む。書いた人間の筆圧が残りやすい」

藤本は紙片を見つめたまま、言葉を続けた。

「水沢さんは、字を書く前に必ず紙をならしました。机の上で、指の腹を一度だけ滑らせる。癖というより、儀式に近い。だから最初の線が揺れない。この紙にも、その痕があります」

「本人の字だと?」

「似ている、では足りません。運筆の癖が同じです。『あ』の最初の曲がり、『の』の終わり方、それから、文の途中で筆圧が一度だけ強くなるところ。これは水沢さんの字です」

藤本は紙片を明かりにかざした。

「ただ、普通の手紙を書くときの字ではありません。急いでいたわけでもない。落ち着いていたわけでもない。残すために書いた字です」

「残すために?」

「誰かに見つけさせるため、と言ったほうが近いでしょう。人に渡す手紙なら、宛名があります。これは宛名がない。けれど、置く場所を選んでいる。畳の縁に挟むなら、あとから畳を動かす人間を想定している」

藤本はそこで紙を置いた。

「紙は、書いた人の手だけではなく、書かれた場所も記憶します。壁の下にあったなら、壁そのものを宛先にしたのでしょう」

赤城は返事をしなかった。

店を出ると、冷えた風が吹いていた。三ツ橋荘の赤いテープが、街灯の下で何度も折れ曲がっている。赤城は建物へ戻り、一〇一号室の壁を見上げた。

剥がれた下地の文字は、まだ数画しか見えていない。

それでも、単なる落書きではないことだけは分かっていた。

里奈は、何かを書き残した。誰かに渡すのではなく、誰かがいつか見つける場所へ押し込んだ。そして、その場所を知る人間は、いまも黙っている。

工事工程表では、壁紙の剥離は明朝七時から始まる。

赤城はメモ帳を開き、紙片に残った一文を書き写した。

――あの夜、最初に聞こえたのは、

その先に続く言葉を、壁はまだ隠している。

足場の向こうで、どこかの金属が低く鳴った。建物の内部から返ってきた音のように聞こえ、赤城は無意識に歩みを止めた。紙のざらつきが、ポケットの中で指先に触れている。

明日、壁は剥がされる。

だから今夜、見つけなければならない。里奈が残した文字だけではなく、その文字がここに残されるまでの、誰にも読まれなかった時間を。

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